2008年06月05日

年休の取得について

「年休」
はその取得にあたって理由を問わないことが決められています。

年次休暇の利用目的は労基法の関知しないところであり、休暇をどのように利用するかは、使用者の干渉を許さない労働者の自由である、とするのが法の趣旨である

でも、年休の申請用紙には理由欄があるのが普通ですよね。理由欄があるため正直な労働者はそこに理由を書いてしまうと思います。そしてそれを見た上司はその年休を却下するかもしれません。

年休は請求されたらとらせるしかなく、年休取得の理由については上記判例のように問うことはできません。しかし、全く理由を聞いてはいけないのか、というとそうでもないのです。

それは、時季変更権の行使をする際に、理由を問うことで、誰に時季変更権を行使するかを決めることができるからです。

たとえば、従業員が10人いる職場でそのうち8人が同時に年休を請求したとします。残り二人では正常な業務はできません。悩んだ上司は、時季変更権を行使して、正常な業務を遂行しなければならないこととなります。

この場合、それぞれの年休請求者に対して、理由を聞き、その緊急性に応じて時季変更権を行使することは合理性があり、認められる範疇として容認されます。つまり葬儀や結婚式などは時季をずらすことが難しいので年休を認め、代替できる行事を理由とする場合には時季変更権を行使する、というようなこともありえるのです。

しかし実際問題として、会社が時季変更権を行使することは非常に難しいことです。たとえ10人中8人が年休を請求したとしても、その時期までに日数的に余裕がある場合は人員を手配するなどの努力をしなければならず、時季変更権は認められません。時季変更権が認められるのは、日数的に余裕がない場合に限られます。

私の義理の兄も、先日生まれた長女の
一ヶ月検診のために年休を取得していました。
が、仕事が入ってしまい
3日前に休みが取れないことがわかりました。
このように、実際に働いていると、
年休は取りにくいのは事実です。
どうしても!
といえば取れるのでしょうが、
その後の仕事に響くとなると、やはり取れませんよね。。。ふらふら
posted by dreque at 06:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | その他